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自己分析の必要性 〜読んでわかる!就活の基礎〜


本コラムは、仕事の傍ら、社会人有志メンバーで大学生の就活支援を
行なっていらっしゃる「就活ゼミ」さんから寄稿いただきました。

前回記事:読んでわかる!就活の基礎その1「就活に臨む上での心構え」

自己分析の必要性

自己分析、一度では終わらないからお早めに

就活について大手就職サイトや書籍に目を通せば必ず出てくるのが「自己分析」。
しかし、就活を始めて間もない学生が、適切な方法論で必要にして十分な分量の分析を行えるかというと、なかなか難しい。
とはいえ、始めないことには前に進みません。実行力・行動力こそ大事ですからね。

ということで、どのように自己分析を進めていけば良いかを考えます。
その前に自己分析とは、就職活動で仕事能力や熱意を相手に伝えるために、自分の価値や思いを探していく作業です。知るために半生を振り返り、書く、表現することをおすすめします。

なお、自分だけで考えるのではなく、友人や知人、恋人、親などに聞いて答えを探すのも自己分析です(厳密には他己分析ですが)。

まず、自己分析がなぜ必要かということについてです。
内定した学生に、「いつ、本格的に自己分析をしたか」と質問してみました。

すると、最も多かった答えが「面接で、答えにつまづいたとき」「面接官の突っ込みに耐えられるだけ掘り下げていないと気づいたとき」など、実際の選考に入ってからというものでした。

続いて、「エントリーシートを書いて、書くネタがなくなったとき」「エントリーシートで800字の自己PRが書ききれなかったとき」など、エントリーシートを提出する段階で気づくというものが多かったのです。

内定した学生でさえ、当初は自己分析が不足していたのです。
そして、就活に入って初めて「本気(マジ)」になる。
気づきが遅れれば遅れるほど、内定が遠くなるわけですから、就活を開始するのと同じように自己分析も早く始めるに越したことはないのです。

なぜ自己分析をしなければならないか

では、なぜ自己分析をしなければならないか。実際の面接の現場を想像してみてください。

面接官: では、はじめに自己PRを1分でお願いします。

学生: はい。●●大学●学部3年の◇◇◇◇です。私の強みは、人を巻き込んで大きな成果を出すことです。テニスサークルで(略)

面接官: チームの優勝にあなたが貢献できたのはどんな部分ですか?

学生: これまでの練習法を大幅に変えたことです。練習がマンネリ化して実力が伸びず、メンバーも減っていくという問題がありました。そこで(略)

この面接はフィクションで、就活を始めたばかりの学生を想定しています。自己PRを1分におさめるのもなかなか難しいですが、とりあえずその後質問されて1問目くらいはスラスラと答えられるものです。では続けてみていきましょう。

面接官: 人を巻き込んで…とのことですが、練習を変えるときに困難はありましたか?

学生: 上級者は、自由に練習できなくなると反対しました。

面接官: そのとき、どうやって解決したのですか?

学生: 上級者と個々に話して納得してもらいました。

面接官: それって、巻き込んだという話とは違うような。

学生: え・・。

聞こえのいい言葉で自己PRをまとめると、こういう矛盾に出くわします。
自己分析をしなければならないのは、こういった矛盾がなく自分の価値をストレートに伝えられる言葉を編み出す必要があるからです。

自分が気づかない価値もある

続けてみていきましょう。

面接官: まあいいでしょう。それで、サークルで他にメンバーを巻き込んだ経験はありますか?

学生: ええっと・・・すみません。

面接官: では、他の経験でもいいですよ?

学生: はい。国際政治のゼミで共同論文を取りまとめた経験です。学務という立場でしたが、1つのテーマに絞るときにメンバーが対立し、執筆の予定を大幅に遅れていました。そこで、代表と協力して反対するメンバーのやりたいことを聞き出し、決まったテーマのなかに盛り込むことでやる気を持ってもらいました。

面接官: 苦労したことは何ですか?

学生: 15人で10万字を書くため、進捗状況にも差が出ます。添削を担当したのですが、プライドの高いメンバーは少しでも気に障ると不満を爆発させてしまいます。そこで、個々の性格にあわせて添削やアドバイスの仕方を変えました。

面接官: 論文を仕上げて、何か自分が成長したなと感じたことはありますか

学生: 個々のメンバーとじっくり話し合い、信頼を得て行動することが大切だと学びました。

面接官: では、サークルとゼミ以外で、人を巻き込んだエピソードはありますか?

学生: え・・・、えっと。申し訳ありません、すぐには思いつきません。

この学生の場合、「巻き込む」でアピールするならサークルよりもゼミのほうが具体的でアピール度の強い自己PRができるかもしれません。また、ゼミをネタにするのであれば、「巻き込む」ではない言葉が自己PRに相応しいということも想定されます。 

そして、このやりとりを読んでわかると思うのですが、1つのアピールポイントに対して面接官はいくつかのエピソードを要求します。
また、個々のエピソードについても「なんで」「どのように」「そのとき何を思ったの?」と突っ込んできます(この点については面接対策を執筆する際に書きます)。
いまから数か月後になって面接を受けてから気づくのではなく、いまから自己分析を進めるようにしてください。

次回は、自己分析の進め方について書きます。
ご期待ください!

就活ゼミとは?

「就活ゼミ」は、主に大学生の就職活動を支援しようと、2002年に慶應義塾大学の学生5人で結成された団体です。

ESがまともに書けない・・・、面接で連敗している・・・、地方大学でうまく活動できない・・・、マスコミや商社にいきたいけど・・・そんな悩みを抱えた学生に向き合ってきました。
中途半端な就職活動、妥協してしまう就職活動にさよならを告げ、自分の未来を真剣に見つめ、高みを目指すためにこの場を活用してください。「就活ゼミ」では、とことん支援しています。

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