「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)の書き方とは
学生時代に力を入れた事といえば、エントリーシートでも頻出の設問。
どんな業界の企業を受験するとしても、この話題は避けて通れません。
エントリーシートといえば、「ガクチカ」?

「ガクチカ」ってどう書けば良いんでしょうか?

ガクチカ=「学生時代に力を入れたこと」ですね。

まず、「ガクチカ」を聞くことによって企業が何を知ろうとしているのか。ここから考えましょう。
企業が知りたいのは、「入社後に活躍できるかどうか」。
企業がこのような質問をするのは、どの学生を採用すれば「入社後に活躍してくれるか」を想像するためです。
通常、学生時代から実務に直結する経験を持つ学生はほとんどいないでしょう。
中途採用であればその企業の実務に直結する経験を求めて選考を行うこともありますが、新卒採用には当てはまりません。

実務に直結する経験をしている学生は少ないので、企業は実務経験ではなく「成長性」を重視します。「即戦力ではないがポテンシャルはある」という人材を求めて新卒採用を実施しているのです。

つまり、「成長しそうな学生だ」と思ってもらえれば良いということでしょうか?

基本的にそういう事になります。そして入社してから成長できるかどうかを見極めるために企業が重視する要素の1つが、自己PRで語られる内容の「再現性」です。
再現性とは何か?

再現性って何ですか?ググって見たら、「所定の条件や手順の下で、同じ事象が繰り返し起こったり、観察されたりすること。」…という解説が出てきました。

例えばサークルでの活動を自己PRするのだとしたら、「サークルの活動で活躍できた」→「会社に入っても活躍できる」かどうかがポイントです。
なぜサークルで活躍できたのかを掘り下げた時に「人をまとめる事が上手かったから」という理由に行き着いたとします。同じ強みが社会に出てからも発揮できるのであれば、その強みには再現性があるという事です。
逆に、同じ強みを活かして会社の中で活躍するのが難しいのだとしたら「サークルでの活躍」は再現できない事になりますよね。

サークルの中で活躍するといっても、色んな活躍の仕方がありますからね。
私はダンスサークルに所属していますが、単純にダンスが上手いというメンバーもいれば、集団の中でみんなをリードするのが上手いというメンバーもいて、活躍しているポイントも人それぞれだと感じます。

たしかに、ただダンスが上手いとアピールされても会社に入ってから役立つとは思えないですね。

絶対役に立たないとは言い切れませんが、それ以上の深掘りができなければそういう評価になるでしょうね。

それでもダンスネタでアピールしたい場合はどうすれば良いでしょうか?

ダンスを上達するためにどんな工夫をしたかとか、どれだけ努力ができたかとか、そういった側面からPRできれば「社会に出てから再現できる」自己PRになるかもしれません。
でもただダンスのセンスがあったというだけで、「なぜかわからないけどダンスは得意なんです」…と言われてしまうと、就活には使いづらいネタになります。
仕事の中で再現できる強みを発見できるかどうかがポイントです。
「どういった条件下でなら、この強みが発揮できるか」を考えてみてください。

なるほど…そこを深掘りしていくのが自己分析なんですね。

自己PRを考える時は「再現性」と「独自性」、この2つは特に意識してください。
この辺りは、就活入門資料・面接対策資料にも載せていますので是非もう一度チェックしてみてください。
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