コンサルファームのケース面接で頻出。『フェルミ推定』とは何か?
フェルミ推定とは?
「フェルミ推定」とは、すぐには答えの得られない問題や
実際の調査が難しい問題について、『推測から値を求める手法』です。
昨今では、コンサルティング系企業やマイクロソフト、Googleといった
外資系企業での面接試験に取り入れられることでも話題になってきました。
問題の例としては、「山手線の一日の乗車数」「日本中の自動車の台数」「日本中の携帯電話の総数」など、おそらく暗記している方は少ないと思われる物が選ばれます。
(答えとなる数値を覚えていたら問題にならないため。)
これらの正確な数字を出すためには
各社のデータの提出を求める必要がありますし、
多大な時間もかかるので現実的ではありません。
そこで、様々な方面から仮の値で計算式を導き出し、
推測によって正確値に近い値を求めようというのが「フェルミ推定」です。
思考プロセス
たとえば例に挙げた「携帯電話の総数」について求める場合は、
・今や社会人の必須アイテムであること
・料金節約のために2台持ちをしている人が一定数いること
・高齢者のユーザーや、小学生にも持たせている場合があること
…等が『数値を当てはめる上での判断の材料』になるでしょう。
もちろんこれ以外にも「企業から仕事用の端末を社員に支給している」等の要素が加わり、
考えれば考えるほどに複雑さを増していきます。
どのような訓練方法がオススメですか?
まず、論理的な思考やすばやい判断力、分析力が求められます。
また、仮の値を設定する場合にはその分野に対するそれなりの予備知識も必要になります。
「携帯電話」の問題については「2台持ち」のシステムを知っていることや
ユーザー層の幅広さを知っていることが解答を導き出す条件になるでしょう。
このため、試験の直前に付け焼刃で対策を開始しても身にならず、
思うような成果を出すことは難しいのです。
大切なのは日ごろから新聞やテレビ、インターネットの
ニュースに目を通して、関心を持ち、大まかにでも数値的な情報を記憶する習慣を身に付けることです。
多角的な方向から物事を見るように意識しましょう。
問題練習としては、色々な問題を想定してそれを解いてみましょう。
「フェルミ推定」の問題は、考えるのはさほど難しくありません。
可能であれば、導き出した解答が実際の数値にどれだけ近いのかが確認できればなお良いでしょう。
こういう類の質問はフェルミ推定と呼ばれるものです。
最終的に出した答えが正しいかどうかはそこまで重要ではありません。
明らかに的はずれな答えだと減点対象ですが、基本的には数字が間違っていてもそこまで問題はないです。
見られているのは結論までの思考プロセスです。
わかりやすく簡潔な表現で、結論を導くための論理的な考え方を示しましょう。
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