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「体力だけ」と思われないために…就活で体育会での経験をどうアピールしたか?


体育会系の部活動に所属している学生は、就職活動でも有利だとよく言われますが、
効果的な伝え方をしなければ、その良さが十分には伝わりません。

実際に先輩がどのように体育会での経験をアピールしたのか、事例をお聞きしましたので体育会で活動をされている方は、是非参考にしていただければと思います。

〜サッカー部Aさんの場合〜

私は就活の際、体育会系であることで、どんなメリットがあるのか順を追って説明できるように十分な準備と練習を行いました。

面接の時、当然、聞かれることが予想されたからです。
ここでうまく説明できなかったら他の人との差別化が難しいと考えたからでした。まず、準備をする前に自分の特長は何であり、就職とどう関連付けるのか自問を繰り返しました。

私の場合、サッカーをしていましたので他のスポーツとの違いはどんなことがあるかよく考えてみました。そして考えついたことを箇条書きにしてみました。私の場合は次のようでした。

1. フォーメーションを常に考えてプレーしていたので、組織的に物事を考えることができる。会社に入っても有用な一員として他の人とコミュニケーションを取り活躍する事ができる。個人プレーではなく全体によく目を通し、献身的に働くことができる。

2. 屋外のスポーツなので、雨や風や雪などのどんな天候でやらなければならない。その経験で会社に入っても忍耐強く、最後まで仕事をすることができる。また、少々の困難に出会ったとしても尻込みせずに仕事をすることできる。

箇条書きのあと、自分の言葉で表現できるまで、何度も何度も繰り返し、実際に口に出して練習しました。
それこそ、完全に暗記するくらいに練習を繰り返しました。

これらの準備と練習のおかげで、面接の日は比較的落ちついて望めました。ほぼ、予想通りの感じで、学生時代のスポーツを会社でどのように生かすことができるかという質問がきました。

あらかじめ、準備されたルートをたどるように練習通りの言葉使いで順に説明することができました。途中、フォーメーションについての想定外の質問もありましたが、何とか乗り切ることができました。準備と練習の大切さをこのとき本当に実感しました。

〜バスケ部Bさんの場合〜

体育会での経験をどう自己分析したか?

私が2013年度卒で、2011年の12月頃から就職活動を始めていました。

まず自分の自己分析をした際に、今までスポーツに関わってきたことが自分を大きく変えていたり、体力的のみでなく精神面でも強くなっていたことに気付きました。
12年間スポーツと関わってきて、自分はチームで気持ちを共有して行うということが好きになっていました。

スポーツを通して人とのコミュニケーションを図る方法や、自分と考え方の違う人との息の合わせ方などを自然に身につけられたことを発見し、その部分をこれからの社会人生活に活かせますというアピールにして面接や自己PRに取り入れました。

体育会系

体育会での経験を面接でどのように話したか?

特に私の受ける企業は残業や徹夜など体力面の持久力を大きく必要とする業種だったので、他の人との根性の強さの差をつけるために言ったことは
“同じスポーツをずっと続けてきたこと”、
そして
“その経験から体力には自信があること”
をしっかりと伝えました。

スポーツ以外の経験を自己PRに書いてみることも多くありましたが、その際は特技の欄にバスケットボールと具体的な名称を書いておくと、面接の際やはり体力面も重視しているからか「好きなの?」や「バスケットやってたの?」を聞かれることが多くあり、チャンスと考え自分の体力やスポーツを通した経験をアピールするようにしていました。

「体力だけ」と思われないためのプラス要素のPR方法

よく最終面接でも、確認されるように「体力には自信がありますか?」と聞かれていたのですが、それはどれだけ根性がありこの会社でやっていく気持ちがあるのかを企業側は確かめようとしているのだと思います。

そう聞かれて「体力には自信があります!」だけでは皆同じ答えだな、思われてしまうかもしれません。
ですので具体的な体験を述べつつ言うのがいいと思います。
例えば「勉強との両立に苦戦しましたが1日の中で使う時間をしっかりと分け、試験では全教科点数を上げ、さらに部活動でも〇〇大会に出場することが出来ました。」
…とスポーツだけでなく自己管理がしっかりとしているという事をアピールしたり、
「練習中に全員が疲れきっている時も率先して声を出し、チームのキャプテンとして自分のみでなく皆で頑張れるよう心がけて行動しました。」
などとプラス具体的に何故かをアピールすると、印象にも残り易いと思います。

スポーツをやっていたことは就職活動でかなり有利な条件になると思います。
しかし皆同じようにスポーツ=体力があるとアピールをしていると思いますのでそのアピールをするのか?面接でするのかエントリーシートなのか?…ということが重要です。

その内容がどのように伝えることが出来るか?どこまで人に印象付けることが出来るか?が鍵だと感じました。

体力アピールにはデメリットもある

体力以外の要素をアピールする方法についてご紹介しましたが、
実際の所「体力があれば内定する」企業があるのも事実です。

簡単に内定が出るため、すぐに就活を終えてしまう方も多いのですが、
そこには落とし穴が。

この件について、実際の体験談を踏まえて考えてみましょう。

内定を得るだけなら、簡単

多くの体育会出身者がアピールすると思う部分ですが、「根性」「体力」「チームワーク」などといったところを私もアピールしてきました。

そして、その結果、内定は私以外の体育会メンバーもみなどこかしらからもらえていました。中には先輩のコネやツテをうまく使って、ほとんど面接をせずに内定を頂いている同期もいました。

ですが、ここに落とし穴がありました。上記のようなアピールポイントを良いと思って採用する企業は、入社してから激務であることが多いのです。残業、朝まで飲み会、パワハラなどなど…結果として、約10年の間に、新卒で入った会社をほとんどの同期が辞めてしまっています。

就活は内定をもらえばそれでいいというわけではありません。どんな会社に入りたいか、どんな風に働きたいか、よく考えて、目的に沿ったアピールをおすすめします。

部活に早く復帰したくとも、焦りは禁物。

いかにも体育会!といったアピールばかりをしていると、どうしてもホワイト企業より、ブラックまたは体力勝負の企業から内定をもらいやすくなってしまいます。

また、体育会の弱いところは、時間のなさだと思います。三年生にとって、就活の時期は、部活のもっともメインの時期と重なることでしょう。早く内定をもらいたくて、早く就活を終わらせたくて、あせることと思います。

ですが、よく考えてください。部活を終えて、大学を卒業してからの人生…とても長いです。

あなたの部活生活よりも、ずーっと長いのです。体育会で頑張っていると、なかなかインターンや留学といった時間のかかることは出来ないかもしれません。

それでも、どうか焦らずに、一生の問題として、少しでも時間をかけて取り組んでください。
実は全国優勝よりも、ずっとあなたの人生にとっては大切なことなのです。どうか、そのことに気づいて欲しい、そう思います。

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