【書評】絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方
この本の内容・要点
自分の就職活動、ひいては人生の軸・ビジョンを模索するための本。
前半に人生のビジョンを定める大切さを、著者の教え子を実例に出しつつ説明される。
後半は実際にビジョン・軸を定めるためにワークに取り組む。
この本がどのような学生にオススメなのか
まだ「○○がしたい」「○○に興味がある」といった、目的・ビジョンが見えていない学生におすすめ。
ワークを行っていくことで自分の心の一番奥の「自分」と向き合い、仕事だけでなくこれからの生き方も考えられる。
この本がオススメな理由
就職活動を始めても前が見えていない人はいくらでもいると思う。途中から見えなくなる人もいると思う。
就職活動は常に迷いと不安と隣り合わせ。そういうとき、自分の中に基準を持っていたら気の持ちようは変わってくる。それが「軸」。逆にその軸がぶれている人は常に不安に苛まれる。
この本はその「軸」を見つけ、ぶれないものにしていくためのワークが充分すぎるくらい収録されている。
最初は好きなもの、嫌いなものといった幅広いところから始めて徐々に狭めていく。その過程がとにかく細かい。しつこいくらいにワークが組まれている。それを根気よく続けていくと次第に自分が無意識に考えている方向性ややりたいことが見えてくるのだ。
就活をするとき、業界研究・会社研究をする暇があったら自己分析をやれと言われた。確かにそうだった。自己分析をしなければ、選考が進むにつれて受ける厳しい突っ込みに耐えられなくなりじきにボロが出る。
今まで言われてきたし、これからも言われるだろうが、就活において「自分」は「セールスマン」であり「商品」である。いかにいい商品であり、企業にとって購入価値があるかを選考で示さなければ「お祈り」されるのだ。企業にとって雇うことは「購入」なのである。
企業が従業員1人に対して1年にいくら人件費がかかるのかを考えると、やはりその選考ではより良い「商品」を選びたくなるだろう。
自分自身をうまく売り込むためにも自己分析で自分を知りつくすことは最重要であると言っても過言ではない。
その重要な自己分析をいろんな視点から、じっくり奥深くまでできるのがこの本である。
(近畿大学 法学部卒 sakeeeeeyさん)
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