大手SIer全内定。SE志望の学生が「コンビニバイト」で身につけたスキルとは?
立命館大学を卒業し、現在はシステムインテグレータで働く社会人の方から、
「コンビニバイト」で得られた経験と、その経験を就活でどう活かしたのかということについて、話を伺いました。
目次
コンビニエンスストアのアルバイトを経験。
大学時代の約2年間、コンビニエンスストアでアルバイトをしていました。
コンビニのアルバイトというのはレジ対応はもちろんのこと、
その他にも商品の受発注業務や店内の清掃、そして時には会計の手伝いをすることもあります。
そういった多岐に渡る業務でも学生アルバイトが円滑に仕事ができるのは、
高度に整えられたマニュアルと情報システムが確立されていたからです。
バイト先で気づいた問題点
特に情報システムにおいては、中央本社と店舗の間で売上情報などがネットワークを通じて送受信できる
高度な仕組みが出来上がっているのですが、一方でバックヤード(事務所兼倉庫)の商品管理においては、
情報システムが介入する余地はほとんど無く、そのため人手による管理を行っていました。
人によるアナログな管理であるため、時には商品の在庫数に齟齬があり、
あるいは紛失やアルバイトによる盗難という事例もありました。
問題を解決するために取った行動とは
このような問題を解決するため、アルバイト先店舗のバックヤード管理をよりシステマティックにすることを目的に、
私は表計算ソフトを使ってバックヤード在庫管理シートを作成しました。
[hide]作成した当初はひな形的なものだったのですが、
店長や他アルバイトの意見を反映していくうちに、在庫管理シートが洗練されてゆき、その結果店員の在庫管理における
行動パターンも変わり、最終的には上記に述べた在庫数齟齬や紛失といった問題が解決されていきました。
この経験から、何らかの問題解決をするためには、問題領域において定式化できるパターンを見抜き、
そのパターンを表計算ソフト等に落とし込むことが効果的であることを行動と共に学びました。
本例では在庫管理シートを作成することで、在庫管理に共通の作業パターンを洗い出し、
そして店員の行動パターンを変えてゆき、無駄なく漏れのない作業手順を形成させることに成功したわけです。
このアルバイト経験から身についたスキルとは
この経験から得たスキルは、何らかの問題から一定パターンの規則性を見抜き、
そのパターンにそったフォーマットを作成することです。
このスキルによる問題解決法は企業での実務でも「再現可能」なものであり、
特に複雑な問題を情報システムで解決を志向するシステムインテグレーターのおいて大いに発揮できると判断し、
システムエンジニア職を志望しました。
面接においてこの話を自己PRとして採用したところ、面接官の興味を大いに引くことができ様々な角度からから質問を受けました。
面接官から突っ込んだ質問が来た場合、それは興味を持ってくれたことの証左です。
結果、複数の大手システムインテグレーターから全て内定を頂き、その一つに就職することになりました。
社会に出てから再現可能な経験を語る。
このことから言えることは、就職時の面接において伝えるべきアルバイトの内容は、「具体的であり、且つ再現可能な経験」です。
この観点からアルバイト経験の棚卸しをして自己PRに結びつけると有利になります。
先方企業にとって大きな印象に残るでしょう。
なぜなら、会社に入って「再現可能」なスキルですから。[/hide]
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