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インターンシップは選考に関係ないってホント?元人事が語る採用企業の思惑と裏事情

こんにちは。呑み鉄家元です。

読みましたか?
日経オンラインでのインターンシップの記事。

まだならぜひ読んでみてください。
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私からすれば当たり前ですが、
採用活動としてのインターンシップという姿が分かると思います。

まぁ本文にあったように、学生さん側から
「人事とつながりが出来る」
というメリットが挙げられていましたが、
しっかり利害関係があるので、友達のようにはいきません。

インターンシップは選考に関係ないってホント?元人事が語る採用企業の思惑と裏事情

顔見知りだからといって、選考に有利になることはほぼ無いでしょう。
当落線上や、他の応募者と比較して差がないときに、
すこし有利に働かなくもない…程度です。

選考基準に達していないのに合格したり、入社したら人事の責任問題となります。
学生さんと心中は出来ませんよ(笑 
職務ですからね。

◆インターンシップは間違いなく採用活動の一環

聡明な学生の皆さんはおわかりかと思いますが、
冒頭でも書いたように、インターンシップは企業の採用活動の一環です。

建前はいろいろ語っている企業もありますが、
本音はズバリ
「良い学生を発掘すると同時に、囲い込んで採用する」
です。

この本音を実現するために、企業は昔からいろいろな手段を講じてきました。
リクルーター制度、OB&OGによる出身校訪問、教授とのパイプ作り、アルバイト登用…。

それらは必ず就活本格化時期より先んじて行われ、
まだ他社がツバをつけていない良い学生をつかんで、
個別に接触、認知度や好感度を上げ、囲い込むという方針で成果を出してきました。

そして、ここ10年くらいで注目されてきたのがインターンシップです。

導入初期は労基法との絡みや、守秘義務、体制などいろいろなハードルがありましたが、導入事例も多くなり、各社ともそれなりにノウハウが蓄積された状況になってきました。

何より、「やらないよりやったほうが良い効果がある」との結論が得られたため、定着しはじめて、その後明確な利益がもたらされている状況にあるといえますね。

とくに前述の記事が指摘しているように、建前上の就活(選考)開始を後ろ倒しにしなければならない情勢下では、貴重な早期学生確保手段として注目されるのもむべなるかなというところ。

◆手間とコスト

しかし、通常の募集活動に加え、インターンシップも行うというのは、非常に大変です。

募集し、選考し、合否を出すというサイクルではなく、学生さんが長く自社内にとどまり、チェックポイントも多岐にわたる上に、対応する社員や、タッチできる仕事の範囲も決めて運用しなければなりません。

以下、ポイントを挙げてみます。

選考の手間

 インターンシップ専用の応募窓口、選考基準、選定を行わなければならない。
 それに伴うマンパワーの確保

対応する部署の選定

 どの部署でインターンシップを受け入れるのか。適切な部署はあるか。
 無ければ期間限定で立ち上げられるか。誰が担当するか。
 何人のスタッフを配すればよいか。

職務範囲の選定

 どのような職務を任せるのか。
 社員と帯同(営業同行など)だけ良いのか。なにか成果を出させるのか。
 顧客との関係、守秘義務との関係。
 専用の職務を立ち上げるのか。誰が企画・運営・監督するのか。

労基法上の留意点

 無償労働の解釈は。
 交通費・宿泊費などへの対応は。

万一の際の対応

 インターンシップ中に事故・怪我発生の場合の対応は。
 責任の所在は。

等々…

結構面倒くさいんです。

◆やりたくても出来ない

さて、インターンシップは全ての企業で出来るわけではありません。
企業のサイズ、業務内容、文化、などで違ってきます。

ざっくり言うと、
大企業は社内人材が豊富で暫定部署も立ち上げやすいので、導入可能性は高い。

また、企業規模に関係なく、職務遂行の上で、高度な技術や知識がないと難しい企業では、導入可能性は低い。

そして、ベンチャーや小規模な企業では、ある程度労働力としてのインターンシップを期待している
…というような感じです。

当たり障りのない業務がある、あるいは創生できる大企業、中堅企業が一番導入しやすいでしょうね。

つまり、インターンシップ専用の時限部署をつくれるか、
学生を一定時期うろつかせても問題がない部署がある企業ということになります。

逆に、インターン学生へなにかやらせようとしても、専門知識がないと出来なかったり、顧客情報や企業秘密に触れる仕事ばかりな企業は難しい。社内見学程度の対応なら可能でしょうが、業務の神髄に学生さんが触れることは厳しい。

小規模な企業では、けっこう仕事を任されるケースもあるようです。

特に、アーリーステージのベンチャー系企業では、社員一人一人の職務領域が広いので、比較的軽微で簡単な作業をインターンに任せる傾向があります。そういった意味では一番ホンモノの仕事に近い経験が出来るかも知れません。

逆に見ると、無償労働力として期待しているところも多いですね。
人間関係も濃厚なので、断れる人じゃないと、なし崩し的に就職…、なんてことも発生しかねません。
もちろん、それも悪いわけではないですけどね。

◆企業の行動に無駄はない

これは前から書いていることですが、企業の行動には必ず目的があり、無駄はありません。
採用活動しかり、インターンシップしかり。
優秀学生の早期確保という目的のために、人員を配し、予算を組んでいるわけです。

日本の企業は横並び意識が強いですから、新しいことをどこかが始めたら導入検討し、施行する。
インターンシップが成果を上げ続ける限り、無くなることはないでしょう。
もっとも、その成果が費用対効果で優れている場合は…ですが。

◆まとめ

企業側の事情はある程度理解いただけたかと思います。

それはそれとして、自分の就活や社会経験、ひいては人生のためにこれらを積極的に利用しない手はありません。

したたかに自分の利益を追求することは、社会では悪いことではないのです。
社会人になってからでは、他社に潜り込んで仕事するようなことは出来ませんものね。

きっと貴方にとって良い経験となることでしょう。
ぜひインターンシップを活用していただきたいものです。

※この記事は、人事として15年間、コンサルタントとしてさらに数年間、新卒採用・中途採用に従事されてこられた「呑み鉄家元」様(ペンネーム)よりブログ形式でご寄稿頂きました。

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