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<企業研究>中小企業志望者こそ大手を研究すべし!データから見るその理由とは?

中小企業の定義とは?

学生は大手狙いしかしない、というのは過去の話。
最近の就活生の「中小企業志向」は顕著に高まっているようです。

「就職四季報は大手しか載っていない」という書き込みも多く、
下に記した公的な会社規模の定義によれば、実際それは否定できません。

中小企業庁の(中小企業基本法による)中小企業の定義

●製造業・その他の業種:従業員数300人以下または資本金3億円以下
●卸売業:(以下、従業員数、資本金の順)100人以下または1億円以下
●小売業:50人以下または5000万円以下
●サービス業:100人以下または5000万円以下

中小企業の採用数は少ない

従業員数、資本金のどちらかの要件を満たしていれば中小企業ということになるので、
就職四季報 2013年版でざっくり従業員数300人以下の会社をカウントすると、
従業員数が得られる1224社中43社しかないという結果です。

総務省によれば、中小企業の数(会社数+個人事業者数)は、約420.1万社で、
全企業数に占める割合は99.7%と、
世の中にある会社はほとんどが中小企業です
(「平成21年経済センサス-基礎調査」)。

ただし、従業員数でみると、わずか0.3%、1.2万社の大企業に勤める人が、
従業者数全体の34%にのぼっていることは押さえておいたほうがよいでしょう。

従業員数が少ないわけですから、採用の絶対数も少ないのです。

掲載の中小企業は少ないので、サンプルとして適切ではないかも知れませんが、
中小企業の倍率がことさらに低いというわけでもありません。

さらに、別の統計で企業規模別の賃金を比較すると、
男性で、大企業(従業員数1000人以上)の賃金を100として、
中企業(同100~999人)で82、さらに従業員数99人未満の小企業では73となっています
(厚生労働省「平成23年賃金構造基本統計調査」)。

大企業に比べ、中小企業のお給料はざっくり2~3割減、
ボーナスなどを入れるとさらに格差は広がるというのが実態です。

もちろんこれらは平均値です。
中小企業は、特にオーナー系(創業者同族系)などで経営陣の意向が
ダイレクトに反映されることも多く、会社によって待遇は大きく違います。

「中小なら入りやすい」、「中小ならやりがいのある仕事ができる」と
一方的に思い込んで、企業調べを怠ることだけはやめましょう。

未上場企業と中小企業は違いますが、大企業の多い上場企業に比べ、中小企業は情報開示義務がなく、
情報をとりにくくなっています。中小企業を狙う人は、『会社四季報 未上場会社版』などの
客観的な情報誌もぜひ参考にしてください。

(過去記事「中小企業の採用情報を満載! 『会社四季報 未上場会社版』」を読む→)

知名度の高くない準大手企業を見てみよう

「大手」「中小」というように初めから企業規模で線引きするよりも、
まずはこれまで知らなかった企業に目を向けてみることをオススメします。

就活が本格化する前の、今の皆さんが知っている企業は、
せいぜいテレビCMをしている会社ぐらいでしょう。
知ってる会社=大手、知らない会社=中小、と、自分基準で会社を二分してはいないでしょうか。
以下に、就職四季報 2013年版 から従業員1000人台で、
特色に「トップシェア企業」に類する記述のある会社を拾いました。

従業員1000人台というのは、公的な定義では完全に大企業ですが、フジテレビや三井不動産など、
おそらく皆さん知っているだろうという会社に混じって、これまで名前を聞いたことのない会社も
含まれているのではないでしょうか。

■従業員1000人台のトップシェア企業

社名 従業員数 特色 売上高
(億円)
1 フジテレビジョン 1426 フジサンケイグループの中核。視聴率首位争い 3290
2 三井不動産 1256 総合不動産トップクラス。三菱地所と国内双璧 13381
3 三菱地所 1751 総合不動産首位級。国内では三井不動産と双璧 10131
4 日本工営 1752 総合建設コンサル首位。海外向けODA実績豊富 659
5 インテージ 1049 市場リサーチ分野で国内首位、世界10位級 367
6 ネットワンシステムズ 1991 ネットワーク系のシステム構築専業で首位 1576
7 メタルワン 1000 三菱商事連結子会社の鉄鋼総合商社。国内首位 24730
8 国分 1456 食品・酒類首位の専門商社。K&Kブランドで有名 14714
9 因幡電機産業 1070 電線・配線器具などの専門商社。電設資材で首位 1801
10 内田洋行 1382 学校教材で首位。オフィス家具とITの融合推進 1213
11 青森銀行 1459 青森県トップ。県内大半の自治体で指定金融機関 531
12 岩手銀行 1513 地銀中位。岩手県首位。堅実経営に特色 459
13 琉球銀行 1216 沖縄県内で預金、貸出ともシェア40%強でトップ 406
14 クレディセゾン 1170 流通系カード首位。みずほFGと親密 2440
15 PFU 1908 富士通傘下。業務用スキャナーで世界トップ 1106
16 ダイヘン 1038 小型変圧器首位。溶接機、半導体関連等に展開 930
17 日本信号 1242 3大信号会社のトップ。鉄道、交通信号とも強い 845
18 日本電子 1905 電子顕微鏡で世界首位。半導体・医用機器等に展開 832
19 イシダ 1334 計量包装機器トップメーカー。無借金経営 758
20 日本電産 1807 HDD用モーターで世界トップ、企業買収に積極的 6823
21 日本ケミコン 1003 アルミ電解コンデンサー首位。アルミ箔も製造 1003
22 三井ハイテック 1380 ICリードフレーム世界首位級。金型技術に強み 508
23 オリエンタルモーター 1698 精密小型モーターの専業メーカー。業界トップ 417
24 ウシオ電機 1819 産業用ランプで世界首位。デジタル映写機が拡大 1501
25 日本発条 1892 ばね首位。自動車向け、HDD用精密ばねの2本柱 4408
26 アスモ 1874 デンソー子会社。自動車用小型モーター世界首位 2714
27 大同メタル工業 1176 軸受けメタル専業では世界トップ級、独立系 703
28 リョービ 1981 独立系ダイカスト首位。印刷機、住建機器を併営 1656
29 新明和工業 1665 ダンプなど特装車で国内首位。航空機材も強い 1090
30 アマノ 1962 就業時間管理システム国内首位、世界シェア4割 881
31 椿本チエイン 1189 産業用チェーン世界トップ、自動車用首位級 1449
32 ミツトヨ 1641 精密測定機器で世界首位級。海外売上比率5割超 862
33 新東工業 1615 鋳造機械製造で首位、真空鋳造等に特徴 831
34 小森コーポレーション 1242 印刷機専業で国内首位。海外販売比率が6割超 723
35 ミツカングループ本社 1452 食酢で世界トップ。総合食品メーカーを目指す 1601
36 日清食品グループ
(日清食品)
1194 カップヌードルで有名。国内首位。菓子も展開 3807
37 日本製紙
(日本製紙グループ)
1784 パルプ・紙産業で王子製紙と双璧、うち洋紙は首位 10424
38 ユニ・チャーム 1327 生理用品・紙おむつで国内首位。新興国に強み 4284
39 ロート製薬 1477 一般用点眼薬で首位。スキンケア化粧品が収益柱 1203
40 参天製薬 1927 眼科薬で国内首位。市販品も知名度高い 1144
41 大陽日酸 1393 工業用ガス国内首位・世界5位級、電子向け有力 4775
42 日本ゼオン 1613 古河系の合成ゴム大手で特殊品では世界首位級 2628
43 高砂香料工業 1025 国内首位、世界5位の香料メーカー。海外展開加速 1137
44 日本ペイント 1477 塗料首位級。建築・工業用強く、自動車用も大手 2223
45 オンワード樫山 1170 アパレル首位。「23区」など自社ブランドに強み 1500
46 太平洋セメント 1652 秩父小野田と日本セメントが合併。国内首位 7278
47 古河スカイ 1959 古河電工系。アルミニウム板圧延は国内首位 1940
48 シマノ 1145 自転車用部品で世界首位、釣り具用品も首位級 2218
49 三機工業 1965 総合設備工事トップ級。三井系。プラント設備も 1480
50 高砂熱学工業 1845 空調工事トップ。大規模物件の施工シェア高い 2155
51 カスミ 1880 茨城県内トップの食品スーパー。イオングループ 2217
52 カーマ 1086 東海・北陸から中部にHC展開。統合で業界首位 1312
53 ホーマック 1716 北海道から東北、関東へHC展開。統合で業界首位 1941
54 上組 1135 港湾運送首位級。輸出入から通販まで総合展開 2340
55 西尾レントオール 1435 総合レンタル業の草分け。建機ではシェア首位級 733
56 シミック 1376 シミックHD傘下。新薬の臨床開発受託で首位級 436
57 パスコ 1560 航空測量首位で建設コンサルも。衛星画像に特色 504

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(注)売上高は、業種により経常収益など代替項目の場合がある。

売上高も参考に載せましたが、
売上1兆円を超える(5桁以上になります)超大企業から500億円前後まで、
幅があることにも注目してください。

従業員数だけで企業規模を計るのが難しいことがわかります。
企業を見るときに、1つの指標だけで線引きはできないのです。

優良な中小企業を見分けるポイントとして、
大手の安定した会社と取引があるかということが挙げられます。

中小規模の会社でも、財閥系など大手系列の会社を勧める人が多いのも、
取引先が安定しているとみられるからです。

中小企業志望だからこそ、大手企業から連なるビジネス全体を理解しておく必要があります。

「業界地図」などを使った業界研究本に大手企業しか載っていないといって、
目を背けるべきではありません。

大手企業を見ることは、大手志望者も中小志望者も、ともに避けて通れない道なのです。

就職四季報とは?

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【3】自分が会社選びで何を重視するのかがわかるという3つの「わかる」が重要であると考え、
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本コラムは、東洋経済新報社が発行する会社情報誌『就職四季報』様から寄稿いただきました。

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