エンジャパン
エンジャパンの強み・弱み分析
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脅威 人材採用ビジネス事業を展開する企業が増えている。
求人サイトを運営しているのはエン・ジャパンだけではありません。リクナビNEXTやマイナビ、日経転職ナビをはじめ、世の中には多数の求人サイトが存在します。人材を採用しようとする企業から見たら、エン・ジャパンに必ずお願いしなければいけない状況ではないのが事実。これから競合他社がさらに増えることが見込まれており、エン・ジャパンを取り囲む環境は厳しくなっていくことでしょう。
機会 企業が人材採用を計画している時に出番が。
営業力を強化したい。新しい組織を立ち上げたい。欠員が出たので、代わりとなる社員を採用したい。企業がさらなる発展を遂げるためには、人の力が欠かせません。その時がエン・ジャパンの出番。“［en］社会人の転職情報”という求人サイトに人材募集広告を掲載することで採用に貢献しています。どの業種の企業にとっても、人材採用は継続して行わなければならないもの。エン・ジャパンが活躍する場は、企業がある限り永続的に続きます。
弱み 人材採用ビジネス以外に、事業の柱がない。
世の中の景気が冷え込むと、各企業は人材採用をストップします。採用活動が止まれば、人材採用を事業の中心とする企業の出番は減少します。景気の波を受けやすいのが人材採用ビジネス。現在、人材採用ビジネスのみを事業の柱としているエン・ジャパンは、景気の変動を受けやすい企業であるといえます。結婚をはじめとした他の市場への参入も始めていますが、まだ、これらの事業が新たな柱になるまでには時間がかかりそうです。
強み 競合他社に先駆け、グローバルな人材採用ビジネスに着手。
自動車、家電、ITをはじめ各業界で進むグローバル化に貢献するべく、2011年1月、中国上海にて人材紹介会社「職縁人力資源（上海）有限公司」を設立。同じ事業を展開する企業が新規市場の開拓を進められていない中、海外市場への進出を着々と進めています。海外現地での人材採用を強化する企業はさらに増えることが見込まれており、エン・ジャパンの事業の重要性はさらに増すことでしょう。
強み 主力の転職情報事業が好調
求人市場の全体的な低迷で、派遣や新卒情報といった事業が軒並み苦戦している中、主力である転職情報事業は増加傾向にあり、好調を保っている。社会問題や情勢が反映される、密接に関わる仕事であることがこの点からもわかる。
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