主要転職サイトの評価まとめ
今回は、転職活動を始めるにあたって「最初にどのサイトから登録したらいいの?」と迷われる方のために、転職サイトをまとめて評価していきたいと思います。
主要転職サイト紹介
リクナビNEXT
なお、リクナビNEXTのスカウトDMは採用を行う企業だけでなく、人材紹介会社(転職エージェント)も参加しています。だからこそDMが多くなってしまうというデメリットもあるのですが、転職エージェントを自分で探すのが難しいという場合はスカウトを受けて良さそうなエージェントに返信してみるのも良いでしょう。
(参考:リクナビNEXTと提携している転職エージェント一覧)
DMに関しては取り組みが最近進んでおり、AI機能で「応募可能性が高い求職者」をリクナビが企業にレコメンドするという仕組みが導入されています。
そのため、昔に比べるとDMの無駄打ちが減り、精度の高いスカウトが多くなったとも言われています。
最近はそこまで便利になったんですね…!
昔使った時は「なんでこんな企業からDMが来るのか…?」と感じる時もありましたが、AI活用でそれが減るなら良いことだと思います。
あとリクナビNEXTには同じリクルートキャリアが運営するエージェントサービス(リクルートエージェント)も参画しており、求人検索するとその情報も出てきます。
昔はリクナビNEXTはリクルート本体運営、リクルートエージェントは別会社運営という形になっていたのですが、グループ再編で「リクルートキャリア」に統合されてから連携が強くなった印象です。
エージェントの求人が載っていることについて注意するべき事は何かありますか?
その求人に応募したいと思っても、すぐには応募させてもらえず先にエージェントと面談する事になります。
もちろんそれによるメリットもありますが、ワンクッション置くことになりますし他の求人も紹介される事もありますので人によっては煩わしいと感じられるかもしれません。
コンサルタントのアドバイスをもらえるのがプラスに働く場合もありますが、企業の人事目線だと「直接応募してもらった方が採用フィーがかからない」と好まれる事もありますね。
スマホアプリ版もあるのですが、エリアの絞り込みがしやすくて使いやすいです。
自分の志向に近い求人を表示してくれたり、ユーザーが求人が見つけやすいように工夫されています。
~リクナビNEXTの特徴~
・上場企業など大手企業の比率が高い(2割弱程度)
・最近はリクルートエージェントの求人の占める割合が高い(ただし検索で上部に出てくるのは個別企業の求人で、その後ろにエージェントの求人が表示される)
・AI活用で自分の興味を持つ可能性が高い企業からアプローチしてもらえる
・応募前に求人企業に直接質問を送る機能もある
・「こだわり」など働き方を軸にした求人探しがしやすい
マイナビ転職
次にマイナビ転職ですが、常時8,000件以上の求人情報を掲載している総合求人サイトです。大学時代に就活でマイナビを使った方も多いため、20代~30代の若手層に強いと言われています。
職種的には事務系、IT系など汎用的な領域で転職される方がよく使っているかと思われます。
(営業関連、IT関連技術職、事務・企画・経営関連、販売・サービス関連、専門サービス関連、クリエイティブ関連)
マイナビは、リクナビを超える水準で求人の多いサイトです。
マイナビはリクナビと比較して求人広告代理店を多く抱えていて、二次代理店まで含めるとかなりの数になります。
リクナビにも販売代理店はありますが正規代理店になるためのハードルは高く、マイナビの代理店に比べると自由度が低いので近年はマイナビの方が多くの企業にリーチできている印象ですね。
ちなみに採用担当者の視点で見ると、マイナビの方が掲載時の価格交渉がしやすいという評判もあります。
リクナビNEXTと同じくスカウトDM機能もあり、WEB履歴書を閲覧した上で求人企業、あるいは転職エージェントからスカウトが飛んでくることもあります。スカウト経由の場合、企業によっては「書類選考免除」「いきなり最終面接」などの特典を設定している事もあります。
会員の大体半数程度はスカウト機能を活用しているようですね。
なお、20代の若手向けとしてはマイナビジョブ20’sも提供されています。こちらは転職エージェントなので、アドバイスをもらいたいならこちらに登録する方が良いです。
~マイナビ転職の特徴~
・正社員以外の求人も載っているがごくわずか。基本的に正社員求人のサイトという認識でOK
・若手の転職に強い
・スカウト経由で通常選考とは別ルートにも進めることがある
・自動の適性診断テストなどとは別に、1回限りだが「履歴書コーチ」で添削・アドバイスを受けることができる
DODA
最後にDODAですが、求人情報と人材紹介サービスの2つを提供するサイトです。
この特徴と同時に、非公開求人が充実しているという事もウリの1つとされています。公には求人情報を出したがらない企業もあり、そういったケースでは「採用ターゲットとなる人にだけ求人を訴求したい」というニーズがあるのです。
業種としてはIT、メーカーなど、職種としては企画や営業に特に力を入れていらっしゃると思います。
また適性診断ツールがかなり優秀で、年収査定ツールやキャリアタイプ診断などはよく利用されています。
掲載求人は9割程度が正社員の求人ですが、契約社員や業務委託などの求人も1割弱載っているのでフルタイム勤務できない方でも使い所があるかと思います。
個人的にサイトデザインはスッキリして見やすいサイトだと思います。
~DODAの特徴~
・非公開求人がウリ(求人10万件程度のうち、約3割程度が非公開求人)
・適性診断/年収査定/合格診断などツール類が充実
・自己分析的な診断だけでなく「仕事スタイル」「企業風土」などの診断ができ、それをもとに企業紹介を受けられる
・サイト上のテキストチャットから簡易転職相談が可能
「たくさん登録すると大変」と思う方におすすめの対処法(?)
転職サイト、いくつか登録しておくのが良いとおすすめされるのですが、たくさん登録しすぎるとメールを読むのが大変じゃないですか?
いきなり電話がかかってきたり、DMがすごくたくさん届くサイトもありますよね。
一度登録したサイトから退会するのも結構面倒ですもんね。
確かにDMは多く届くかもしれませんが、個別の転職エージェントに連絡先を教えない限り、いきなり電話がかかってくる事はありません。
一部に例外はありますが、
「人材紹介会社の登録サイト」→いきなり電話がかかってくる事も結構ある
「求人情報サイト」→エージェントからのスカウトなどに返信しない限り電話がかかってきたりすることはない
「一括登録サイト」→複数のエージェントからいきなり電話がかかってくる
…と思っておいて問題ありません。
一括登録サイトは、急いで動きたい時には良いのかもしれませんがひっきりなしに電話がかかってきて大変でしたね…。
メールなら後で一気に読んでどのエージェントに相談するか考えやすいのですが、電話だと流れで日程調整に応じてしまったりしてしまいがちです。
不在着信や留守番電話が溜まるのもストレスだった記憶があります。
求職者の利便性に配慮するなら、メールで連絡する方が良いはずだと個人的には思います。
ただ、エージェント目線だと「他社より先にアプローチしないと、登録につながる確率が低くなる」という現実があり、結果として即電話アプローチする方針のエージェントが多いんですよね。
エージェントは別でも扱う求人はある程度被っていることもありますし、「先に応募意思を取り付けた方が優先」になるためそこも大きな原因だと思います。
出遅れで面談して、求人紹介したら「そこはもう他社から紹介されています」と言われ、結果的にその求人に決まっていった(他社決定)…というようなパターンもよくあります。
それが良いとか悪いとか言うわけではなく、エージェントの行動原理としてはその通りだと思います。
転職する側としては、落ち着いて相談先を選びたいという事の方が多いと思いますので一括登録系のサイトには注意していただければと思います。
DMがたくさん届くことについてはどうでしょう?
DMについては、フィルタを設定してフォルダ分けしておけば良いと思います。
「フォルダ分け以前に、そもそも読まない」というサイトがあったら、フィルタに条件一致したメールを自動アーカイブ、あるいは自動削除してしまうという手もあります。
今だとGmailを利用している方が多いかと思いますが、下記の方法で設定できます。
https://support.google.com/mail/answer/6579?hl=ja
たしかに、メールしか来ないサービスなら退会するよりそちらの方が早いですね。
退会しようと思ったらログインパスワードがわからなくなっていたり、退会にあたってアンケートに回答する必要があったりと面倒なことも多いですし…。
ドメインごとフィルタ設定すると、後で使おうと思った時にパスワード再発行のメールなんかも一緒にフィルタに引っかかってしまう場合があるのでご注意ください。
転職SWOTに登録すると、 自分の自己PRの問題点がわかる自動添削機能、 就活ノウハウのまとまったレポートなどを使うことが可能になります。 自己分析やES・面接対策方法がわかる記事や、 選考レポートも掲載され、全て無料で提供されています。
新着記事
-
JACリクルートメント(転職サービス利用体験談)
2021年02月17日 -
コロナ禍の転職事情 ~採用ハードルが高くなるのは避けられない?~
2021年01月29日 -
【DODA】転職エージェントの利用者感想(ウェブ業界・広告業界)
2021年01月27日 -
【メイテックネクスト】エンジニア目線の転職エージェント
2021年01月25日 -
主要転職サイトの評価まとめ
2021年01月22日